2010年12月6日月曜日

平成22年12月南座「顔見世」

今年も「顔見世」に行った。
昨年は寒波の中震えながら鴨川を渡ったが、今年は気温16度。コートも無しでぽかぽかと。


これ又恒例の「松葉」にて「にしんそば」ならぬ「鴨南蛮」。それに熱燗一合。


「市川海老蔵」が見当たらない。
歴史的に不幸の「成田屋」らしい。
が、昨今の報道をみると言い訳ができない状況。
大相撲のように外部の力が働かない梨園。自主的に粛正するしかない。

夜の演目は
「外郎売」 曽我五郎(海老蔵)、工藤祐経(段四郎)
「七段目」 大星(吉右衛門)、平右衛門(仁左衛門)、おかる(玉三郎)、竹森喜多八 (歌昇)、赤垣源蔵(歌六)
「河庄」 治兵衛(藤十郎)、小春(扇雀)、孫右衛門(段四郎)、お庄(竹三郎)
「鳥辺山心中」 半九郎(梅玉)、お染(芝雀)
「越後獅子」 角兵衛獅子(翫雀)

曽我五郎を片岡愛之助が代役。
曽我五郎は早口言葉が売りの役。愛之助は好演。海老蔵がこの役を演じる姿が想像できない。
この3週間で大衆に刷り込まれたイメージは当分(永遠に)拭えないだろう。
「七段目」 これぞ「顔見世」。華があり、舞台が大きく見える。
「河庄」  藤十郎がいい。扇雀の遊女も色気がある。
「鳥辺山心中」 最悪。どうして心中ものを続けるのか?
役者は小粒ばかり。安もんのおかまクラブのショー。
ここで、22時15分。なんと16時15分開演から6時間もたっている。
中座し帰る人がぽつりぽうり。「越後獅子」前の幕間で半数が離脱。
翫雀のフィナーレレビュー「角兵衛獅子」は見てあげたい気もしたが、電車が無くなるので、我々も離脱。
退屈な「鳥辺山心中」が余分であった。

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